前述しましたように、自分のお葬式は自分ではできません。自分のお葬式を取りまとめてくれる人を「喪主」といいます。一般的に喪主は「配偶者」もしくは「子供」に務めてもらいます。誰がするべきかは自由ですが近年では一番年齢の高い男の子供が務めるケースが多いです。

準備の第一歩として、自分のお葬式の喪主をしてもらう人を決めましょう!

喪主をしてもらう人には自分の希望を形で伝える必要があります。その形として近年、利用されているものが「エンディングノート」です。エンディングノートは本屋さんで販売されているものもありますが、葬儀社が作成して無料で配布しているものもありますし、ノートに記入するだけでも構いません。自分が亡くなったあとの希望を書き溜めるものと考えていただけるといいと思います。

喪主が決まれば、次はどこでどんなお葬式をしたいかを決めましょう!

15年くらい前まで、お葬式は自宅や公民館、寺院で行うことが普通でしたが、今は90%以上の方が「葬儀場、葬祭ホール」と呼ばれる葬儀社の施設で行います。

地域の葬儀社に詳しい方は、地元の葬儀社。あまり詳しくない方はインターネットで県名、市名と葬儀社で検索してみて下さい。近隣の葬儀社の一覧を見ることができます。その中で家から近くて便利そうな葬儀社を3社ほどピックアップしてみてください。ちなみに一般の方が葬儀社を選ぶ際の一番の判断基準は「家から近い」です。それほど立地条件は重要です。

次にその3社に対して資料請求をしましょう!資料請求とはその葬儀社の料金プランや強み、お得な情報を得ることができる葬儀社の情報を資料という形で郵送してもらうことです。個別に資料を集めるのが面倒な方は、インターネット上で葬儀の一括資料請求ができるサイトもありますので活用してください。

届いた資料を見比べて、ご自身がいいと感じた葬儀社の葬儀相談会に参加してみることも非常に重要です。今の葬儀社は大半がこの葬儀相談会を開催しています。葬儀相談会とは資料だけではわかりにくい、会館の内部を見学したり、実在の葬祭ディレクターと話すことができます。そこでご自身が依頼したい規模や内容をお伝えください。そしてその一式を「事前見積」として書類で残すことが一番大切なことです。

お葬式を終えたあとに多くの方が後悔される理由は「予定よりも予算が超えてしまった。」「考えていた金額を大幅に超えた請求書が届いた。」といった金額に関することが一番多いです。

大事な方が亡くなった時、人は冷静ではいられません。その精神状態の中でご遺体の搬送や、お葬式の打ち合わせなど行った場合、的確な判断はできません。

冷静な判断ができなくなった時に「事前見積」があれば、喪主様は「この内容でお願いします。」の一言で打ち合わせを終わらせることができます。この事前見積をご自身と喪主様が一緒に作成できれば、よりスムーズにそしてより希望の内容でお葬式を行うことができます。

もし、葬儀相談会に行くことができなくても「事前見積」は電話やインターネットで確認することもできます。そして近年主流の「家族葬」についてはより「事前見積」を取ることが重要になります。何故なら家族葬の場合は一般葬に比べてより、ご自身の希望が強くなる傾向があるからです。お葬式に呼びたい人、規模や予算、内容についてもご自身の希望をエンディングノートに記入して、その内容に沿った見積書を葬儀社に作成してもらい、その内容を喪主に伝え、その内容通りに、見積書の予算でお葬式を終える事、それが安心してお葬式をするための最大のポイントになります。