お葬式が終わったあとに喪主様がしなければならないもう一つの項目は、仏式なら仏事などのしきたりに関することです。

日本では約90%以上の方がお葬式を仏式(お寺様を呼ぶ形式)で行います。ここでは仏式を例に説明します。

お葬式が終わったあとに、しきたりに関してしなければいけないことはお礼です。まずはお寺様にお礼としてお布施をお渡しにいきます。金額は地域や宗派によって異なりますので、葬儀社の担当の方に相場を伺ったり、お寺様に直接聞くなどして適した金額をお渡ししましょう。

お寺様のお礼のあとはご親戚様や葬儀に協力していただいたご近所の方や会社関係の方がいればご挨拶に伺いましょう。ご協力の割合にもよりますが、受付などをしてくれた方たちには菓子折りなどをお持ちすると丁寧です。

お礼が終わったら次はお寺様と忌明法要の取り決めです。宗派によって異なりますが、故人様が亡くなって49日に大きな法要を行います。実際には49日当日の少し前の土日に行うことが多いです。お寺様、そして出席してくださるご親戚様のご都合にあわせて良い日時を決めましょう。

忌明法要について、日時が決まればそのまま場所も決めましょう。一般的には法要は自宅で営む方が大半です。しかし最近では寺院や葬儀社の会館などで営む方も増えています。場所についてもお寺様やご親戚様と相談の上、最適な場所を決めましょう。

忌明法要について日時と場所が決まれば、次は出席者の方への連絡です。ほとんどの方がお電話で日時と場所をお伝えしますが、法要の案内状を作るとより丁寧になります。

出席者の方への連絡が終われば、法要後の料理屋さんの予約と手土産である引出物の準備です。昔はこれらをしっかりと準備して法要を迎えましたが最近では法要も簡素化の流れが強いです。法要後に食事を準備するべきかどうか、近い親戚の方にご相談して決めるのも良いのではないでしょうか。

もし料理や引出物を準備するのであれば、自分ですべて行うのは大変です。その場合、葬儀社の担当者に相談してみてください。最近の葬儀社は法要のお手伝いをするところも多いです。無料で良い料理屋さんを紹介してくれるところもありますので、これらのことで困ったらまず葬儀の担当者に聞いてみるといいと思います。

そのほかしきたりに関してするべきこととしては、お香典のお返しがあります。最近はお香典を受け取らないお葬式や、お香典のお返しを通夜もしくは葬儀当日にしてしまうお葬式もあるのでそれらの場合は必要ありませんが、昔のようにお香典をきちんといただいた場合は、お返しをする必要があります。お香典のお返しについても葬儀社の担当者に聞くのが一番楽だと思います。そのほかインターネットでの注文も充実しているのでお時間がある方はそれらを利用してもいいかもしれません。お返しのタイミングとしては忌明法要が終わったあとというのが一般的です。ですので忌明法要までにきちんと準備をして、当日もしくは翌日以降に手渡しか配送でお返しすることが重要です。

忌明法要まで終われば、お葬式についてはほぼ無事に終わったと言っていいと思います。

お仏壇やお墓の準備、納骨などするべきことはまだありますが、これらについて実は期日に決まりはありません。喪主様の気持ちやご都合にあわせて、できる時にすればいいと思います。そしてその時期についても、お寺様やご親戚様、葬儀社の担当者などたくさんの方に質問して最適な答えを喪主様ご自身で判断していただければいいと思います。

お葬式はその人が人生の最期で迎える儀式です。ですのですごく難しく考えてしましますが、実はそんなに難しいものではありません。なぜなら法律のような正式な決め事がたくさんないからです。最低限の決め事を事前に調べて、自分でしたいことを事前に決めて、自分のためにしてくれる喪主にそれらを託すこと。それが安心してお葬式をするために最も必要なことだと私は考えています。

このブログを読んでいただいた皆様が、お葬式について後悔しないこと。これから増えてくるであろう家族葬を無事に終えることができれば、何よりの幸せです。

最後までお読みいただきありがとうございました。